コロナ禍によりテレワークが推奨される新時代において、浮き彫りになったのが「誰にでもPCスキルは必要」という現実だ。
よく考えてみれば、筆者はフリーター、派遣、サラリーマン、管理職、独立などの様々な経験をしてきたが、結局その都度「PCスキル」に助けられてきた。
そう、どのような立場であろうが、どのような時代になろうが極めて普遍的な存在で価値があるものが「PCスキル」であり、PCを使いこなせることはビジネスにも役に立ち、プライベートも豊かにしてくれるのだ。
ちなみに、これからの新時代に求められるPCスキルは、表面的なPC操作の会得だけでは不十分だ。
新機能や新技術へ対応するための構造からの理解、セキュリティリスクへの対応、トラブル自己解決能力、自分の環境に照らし合わせた周辺機器やネットワーク&クラウドの選択と活用、ストレスのない環境構築カスタマイズ、作業を素早く終えるための時短テクニック等々「総合的なPCスキル」が問われる。
ちなみにこの「総合的なPCスキル」なるものは、残念ながらそこいらにある操作説明だけのつまらない書籍やWebページを何千ページ読もうが、あるいは何万ページも読もうが永遠に会得することはできない。
本書「Windows 10上級リファレンス」は、きちんと構造や歴史からWindows 10を解説したうえで、操作・カスタマイズ・テクニックなどを実利用における効果や活用場面など、「総合的なPCスキルが身につく」解説を行っている。
ちなみに本作は「Windows 10上級リファレンス」としても2作目にあたるが、全章全節新たに書き起こされたものであり、読者にもきっと満足してもらえるものと自信をもって送り出せる内容となった。
本書が日常の悩みやストレスを解決するためのトリガーとなり、またビジネスもプライベートも充実させるためのPCのバイブルとなることを望むばかりである。
橋本情報戦略企画 橋本和則 ( 最新 [全面改訂] Windows 10上級リファレンス 第2版「はじめに」 より抜粋)
■書籍内容完全目次一覧
~最新 [全面改訂] Windows 10上級リファレンス 第2版