電源操作を禁止してWindowsを終了/再起動させない
該当パソコンに触るオペレータが勝手に電源操作を行えないようにするためには、電源関連操作を消去して、ユーザーによる電源操作を抑止します。該当パソコンの電源操作(シャットダウンや再起動)を実行されてしまうと、困るような状況で適用します。
○設定手順
☆「ファイル名を指定して実行」に「GPEDIT.MSC」と入力して「Enter」キーを押します。「ローカルグループポリシーエディター」が起動します。
☆「ユーザーの構成」-「管理用テンプレート」-「タスクバーとスタート画面」と選択。「シャットダウン、再起動、スリープ、休止コマンドを削除してアクセスできないようにする」をダブルタップ(ダブルクリック)します。
☆ダイアログから「有効」を選択します。
☆電源関連の操作ができなくなります。
電源操作が禁止された状態でWindowsをコマンドで終了する
Windows 10 で終了/再起動を抑止する方法を説明しましたが、実際に就業時間の終了やシステム改変時などにWindows 10 のシャットダウンや再起動を行いたい場面はもちろんあります。このような場合には、コマンドプロンプトから電源操作を実行することができます。また、この手順はリモートデスクトップでの電源操作にも有効です。
○設定手順
☆「ファイルを指定して実行」に「CMD」と入力して「Enter」キーを押します。「コマンドプロンプト」が起動します。
☆コマンドプロンプト上で、「SHUTDOWN /[任意コマンド]」と入力します。任意コマンドについては、下表を参照してください。
☆「SHUTDOWN /R」を実行した場合の画面。一定時間経過の後に指定コマンドを実行するゆえのメッセージが表示されます。Windows 10 は指定の終了操作を実行します。
○「SHUTDOWN」コマンドのオプション
=============================/L ログオフ
/S シャットダウン
/R 再起動
/T** 指定動作までのタイムアウト秒数を指定します。
/A シャットダウンを中止します
=============================