「Windows 7が愛された理由」に
Windows Vistaの不人気を語りましたが(前回)
、人気はともかくWindows VistaはWindows OSの歴史を俯瞰で見ても存在意義のあるOSでした。
Windows XPは「各国語版が各国で発売される」つまりは「各国でXPを作り直した」という今では考えられない仕様のOSだったのに対して(つまりOSのコア部分が各国で異なっていたため、別国作成アプリの互換性は完璧ではなかった)、Windows Vistaでは「シングルバイナリ」になり、言語パックで各国の言語に対応できるようになりました(つまり、英語版を購入しても日本語化にできる、現在のiOSやAndroid OS同様)。
また、Windows XPにも64ビット版は後付的に存在こそしましたが
Windows XPは「各国語版が各国で発売される」つまりは「各国でXPを作り直した」という今では考えられない仕様のOSだったのに対して(つまりOSのコア部分が各国で異なっていたため、別国作成アプリの互換性は完璧ではなかった)、Windows Vistaでは「シングルバイナリ」になり、言語パックで各国の言語に対応できるようになりました(つまり、英語版を購入しても日本語化にできる、現在のiOSやAndroid OS同様)。
また、Windows XPにも64ビット版は後付的に存在こそしましたが
「64ビットWindows OS」が本格的にコンシューマーリリースされ、普及の足がかりになったOSがWindows Vistaでもあります(現在PCを購入した場合、バンドルされるWindows 10はほぼ「64ビット版」、32ビット版と64ビット版の違いはいずれこの連載で解説します)。
過去には「Windows Vistaは重い」は「古いCPUでは遅い」という事実も確かにありましたが、Longhornコアにおける「新しいCPUやデバイスが活かせる」設計により、実は当時でも新しいハードウェアを用意すればWindows XPよりも遥かに快適に動作できるOSだったのです。
ちなみに、Windows VistaのコードネームはLonghorn(ロングホーン)であり、いわゆるOSのコア部分を「Longhornコア」と呼称しますが、実はWindows 7もWindows 10もLonghornコアの系譜にあり、現在のWindows OSの基礎となったのがWindows Vistaなのです (つづく: Win10.jp) 。
過去には「Windows Vistaは重い」は「古いCPUでは遅い」という事実も確かにありましたが、Longhornコアにおける「新しいCPUやデバイスが活かせる」設計により、実は当時でも新しいハードウェアを用意すればWindows XPよりも遥かに快適に動作できるOSだったのです。
ちなみに、Windows VistaのコードネームはLonghorn(ロングホーン)であり、いわゆるOSのコア部分を「Longhornコア」と呼称しますが、実はWindows 7もWindows 10もLonghornコアの系譜にあり、現在のWindows OSの基礎となったのがWindows Vistaなのです (つづく: Win10.jp) 。